まちづくり室| 2012 社団法人 糸魚川青年会議所 ~ACTION~


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        副理事長兼まちづくり室長
                          いわさき  さとし
             岩﨑 智


 このまち糸魚川市で両親が立ち上げた宿泊業を継いで16年の月日が経ちました。宿泊業の経営や青年会議所でのまちづくり運動などの経験から、このまちについて様々なことを学んできました。その結果、海、山、食、歴史、文化など宝が溢れており、また、季節ごとに楽しめる分野が豊富であるということがわかり、今まで以上にこのまち糸魚川を大好きになってきました。

 そんな大好きなまちをより元気で明るく豊かなまちにするためには、今、何が必要なのでしょうか。2014年の北陸新幹線の開業を視野に入れ、交流人口の拡大を目的とし、これまでジオパークや食によるまちづくりなど様々な取り組みがされてきたことで、糸魚川市の知名度が上がりつつある状況です。しかし、今より元気で明るく豊かなまちにするためには、交流人口の拡大からの地域経済活性化についてより深く、より具体的に考え、お客様のニーズを捉えつつ、企業が潤うシステムを構築できるよう取り組まなければならないのではないかと考えます。

 これからの時代、観光分野においては糸魚川南蛮エビを代表とする「食」はもちろんのこと、体験型観光に注目が注がれる時代になるでしょう。まちの特色を活かし、田舎らしさや季節を感じながら楽しめるような企画を立て、さらには観光に関連する様々な企業が対価を稼げるようなシステムを構築することが重要です。また、お客様のターゲットを北陸新幹線の沿線に絞り、より効果的な広報を展開する必要があります。本年度のまちづくりは、交流人口の拡大からの地域経済活性化を目的として、地域の特色を活かした体験観光を、若者らしい自由な発想で企画を立て、積極的に行動したいと考えます。糸魚川のさらなる発展を目指して、メンバーと一丸となり、楽しみながら一年間邁進したいと考えます。