理事長所信| 2012 社団法人 糸魚川青年会議所 ~ACTION~


糸魚川JC木島.jpg




         2012年度 理事長
                         きじま  はじめ
            木島 一


moji-1.png

【はじめに】

 20歳の春、不安と期待に胸を膨らませながら、私は家業である会社を継ぐため糸魚川に戻ってきました。当時は、行動力も責任感もなく、ただ言われたことをしているだけの毎日を送るだけで、自分の立場や周りが求めていることさえ何かも分からずに働いていたことを思い出します。
 それからJCに入会し9年が過ぎた現在(いま)。この青年会議所というフィールドは、様々な活動を通し素晴らしい人同士をめぐり合わせ、そして仲間たちと真剣に地域の事を考え、助け合いながら行動する場を与えてくれています。JC運動を通じて地域を愛する心を育み、何より活性化をはからなければいけないという想いに変えてくれたのは、他でもないこんな自分に自信と成長の機会を与えてくれた青年会議所であり深く心から感謝しています。私はこの感謝の気持ちを胸に、これまで培った経験を全て惜しみなくこの会に提供し、地域のため全身全霊を傾け行動いたします。
 私たちは、これからも44年間諸先輩方の築き上げてこられた歴史に敬意を表しながら、地域のため更なる発展に向けた、新たなる行動をしていかなければなりません。私たちの行動一つひとつが、未来の糸魚川を創っていきます。そのためには、まちに対する明確なビジョンを語り、確固たる意思を示し、強い想いで確実に行動することが必要不可欠となります。また、それは青年会議所メンバー一人ひとりが、明確な役割をもち、責任ある行動をとることだと考えます。
 本年度、社団法人糸魚川青年会議所第45代理事長を拝命するにあたり、確固たる気概のもと、私たちの行動一つひとつが未来の糸魚川を創り、輝きを放つ糸魚川の実現を目指し行動展開していく所存です。

【観光の礎を創るためのアクション】

 糸魚川市は「世界ジオパーク」に認定され、様々な観光誘客や交流人口の増加に取り組んでいます。また、これまで社団法人糸魚川青年会議所でも「たった一つの強烈な魅力」=「南蛮エビ」を創り上げ、地域に根付かせ全国に発信し続けることで、糸魚川の知名度は上がってきています。
 2014年には北陸新幹線が開業となり、さらに観光に対しての位置づけが重要となるでしょう。だからこそ糸魚川の魅力を堪能できる観光さえあれば、この地に訪れる観光客が自ずと増えていくのではないかと考えます。
 糸魚川は、海もあり、山もあり、四季折々に特色あるすばらしい魅力をもつ地域でもあります。しかし、肝心な観光の位置づけで、この魅力ある地域の特色をはたして活かしきれていると言えるでしょうか。残念ながらこの魅力溢れた糸魚川の特色を活かしきれていないのが現実問題として重くのし掛かっています。
 しかし、青海・糸魚川・能生の各地域では様々な取り組みをしています。その点と点になっている取り組みを連携させることで、更なる交流人口の拡大に努めることも必要になってくると考えます。
 今後の糸魚川には、これまで以上に観光を活発にし、交流人口の拡大を図ることが必要です。そして、観光に携わる企業が潤うシステムも必要になります。そのためには、今から「観光の礎」を創るためのアクションを起こしていかなければなりません。
 本年度は、観光に特化しうる地域の特色を活かした体験型観光、若者の自由な発想と行動力で既成概念を打ち破る企画・立案に取り組みます。さらに体験型観光を核とし、そこに携わる企業が対価を稼げる喜びを実感できる仕掛けづくりを確立したいと考えます。そして、北陸新幹線を活用するであろう地域をターゲットに見据え、あらゆるネットワークを活用し、お客様の心をくすぐるような衝動に駆られる広報展開を実施していきます。

【未来を担う子供たちのためのアクション】

 私たち大人は、いかなる時も子供たちの健やかな成長を願い、郷土を愛し、地域の未来を担ってもらいたいと望んでいます。しかし、私が子供の頃経験した遊びや自然体験は、時代とともに今の子供たちと距離を置き、そんな私たちさえ経験する場を提供せずに真剣に考える余裕もなくなってしまっているのではないでしょうか。また、子供とのコミュニケーションの中ではすべきことを指し示すだけで、子供たちの考える力(自立する心)を低下させているのも事実です。
 地域ぐるみでは、子供を育む環境づくりに熱心に取り組まれている団体がある中、青年会議所として、一人でも多くの子供たちが自分で考え経験することができる、考えて実践していく力を養える環境づくりをしていかなければならないと考えます。
 本年度、私たちが行うひとづくり事業は、糸魚川地域の子供たちに、人との出会いやふれあい・豊かな自然とのふれあいができる地域の体験学習を通じ、子供たちに発想力(自分たちで考える力)・創造力(新しいものをつくる力)・協調性(心を合せて成し遂げる力)を植え付けたいと考えます。それを植え付けることにより、子供たちは何事にも乗り越えようとする力が育成され、自信・希望に満ち溢れた将来へと繋がっていくことでしょう。また、私たちが率先して行動をしていけば、地域に伝播し、親や地域が一緒になって取り組む環境ができていくでしょう。
 そして、地域の未来のまちづくりを担う大人へと成長していくことができると信じています。

【メンバーの成長と強い組織になるためのアクション】

 企業にとって「人」が活性化するということは=企業の存在価値が上がり、人を惹きつける魅力ある企業になるということです。人の活性は、我々青年会議所において絶対的必要不可欠な要素であり、会の根幹ともなるべきものです。だからこそこれまで以上しっかりとした環境づくりに努めなければなりません。
 青年会議所は「変革の能動者」であり、JC運動を通じて己を磨き(修練)、社会に対して貢献(奉仕)していかなければなりません。そこには、未来・明日を語り合い、それに向かって常に行動する気持ちをもち、仲間たちと切磋琢磨し、分かち合う(友情)ことで、より強固な組織になっていくと考えます。
 私たちが置かれている状況によって、メンバー一人ひとりの参加・参画意識に温度差が生じているのではないかと考えます。更なる強い組織づくりとメンバーの成長を促す環境づくりを行うためには、一人ひとりに明確な役割と責任ある行動を与え、自らが導き体現することこそが行動への第一歩になることを理解することが大切なのです。会の運営を根本から見直し、時間を有効に活用し、メンバー一人ひとりが当事者となり有意義で実りある環境づくりを心掛けていきましょう。

【更に行動できる組織になるためのアクション】

 私が青年会議所に所属し感じていること。それは、これほど成長の機会を与えてくれる場(人生道場)はないということです。そこには目的を達するために何度も失敗を繰り返し、何度も悩み苦しみながら、それでも明日(未来)を語り合い、それに向かい常にチャレンジし、仲間たちと切磋琢磨していく。だからこそ苦難を乗り越えた先に達成する喜びがあり、自らも輝くことができるのです。ともすればその成長が地域社会へと貢献し、企業を発展させる原動力にもなるのです。自分達の地域を活性化していこうと共に行動するまだ見ぬ仲間たちは、この地域には必ずいると信じています。そして、この会に輝きを放つ人が一人でも多く増えることを何より強く望みます。
 一市二町が合併、新生糸魚川市となり既に7年の歳月が流れました。今こそ垣根を越え更なる心の一致が必要となる時です。今後は、同世代の青年と共に手と手を取り合い行動していくことこそが、本来あるべき合併の姿だと信じます。そのために広域的かつ共に行動するまだ見ぬ仲間を増やすこと、多方面から積極的に有志を集うことが必ずや必要となります。
 「人材は宝なり」この言葉の真意を体現すべく、本年度、明日(未来)に向かい行動する更なる組織となるために、30名の会員拡大をおこないます。一人でも多くの若者たちと出会い、明日(未来)を語り、このまちのために全力を注ぎ邁進いたします。

【45周年を迎えて】

 本年、社団法人糸魚川青年会議所は45周年という節目の年を迎えます。この長きに渡る歴史を振り返り、これまでに諸先輩方の築き上げてこられた歴史や実績に敬意を表し、更なる発展に向けた新たなる行動を起こし、夢ある未来に向けた新たなる一歩を踏み出さなければなりません。地域社会を動かす行動力の源は若さこそすべて。活力ある地域を創造するために一人ひとりが地域のリーダーとなり、英知と勇気と情熱を持って、力強く行動していきましょう。この行動こそが、明るい豊かな社会へのアクションとなるのです。まちに対する明確なビジョンを語り、強い想いで行動することの大切さを学び、実践していくことが、社団法人糸魚川青年会議所の更なる発展と継続への力となります。メンバー一同、同じ方向を向き、力強い想いを持ち行動していけるような45周年になることを展開していきます。

【結びに】

 人は時折、様々な活動をする中で、迷いや恐れを生じさせます。その都度壁にぶち当たり、それを乗り越えようと何かに臨む時、行動しないうちからできない理由を並べたて、乗り越えられない理由を他に転嫁するといった場面も少なくはありません。これでは自らが掲げた目的を達成することなどできないのです。今年度のスローガン「ACTION」。これは常に前向きに行動するという願いが込められています。物事の転換は、まずは行動することに始まります。そしてそこから人は輝きを放ちます。輝きを放つメンバーが一人でも多くなれば、更なる飛躍できる組織へと発展していきます。この一年、確固たる決意のもとに情熱を持ち、更なる糸魚川発展のため共に行動していきましょう!

<基本方針>

  1. 地域の特色を活かした体験型観光を、自由な発想と行動力で既成概念を打ち破る企画・立案に取り組み、心をくすぐるような衝動に駆られる広報戦略をおこない、交流人口の拡大を図る。
  2. 糸魚川地域の子供たちに、人との出会いやふれあい・豊かな自然とのふれあいができる地域の体験学習を通じ、発想力・創造力・協調性を植え付けることによって、自分で乗り越えようとする力を育成する。
  3. 修練・奉仕・友情の三信条が実感できる強固な組織づくりと、共に参加・参画しやすい環境づくりを行う。
  4. 社団法人奴奈川青年会議所から「社団法人糸魚川青年会議所」に名称変更を行い、内外に広く周知を図ることで、地域名称と一体化した運動と発信を実現する。
  5. 明日(未来)に向かい行動する更なる組織となるため、会員拡大30名を目指すと共にメンバーの定着を図る。
  6. 45周年を迎えて、まちに対する明確なビジョンを語り、強い想いで行動することの大切さを学び、活力ある地域を創造するため力強く行動していく。