創作活動を通じて子どもたちの創造力を育む活動をされていますが、実際にやってみていかがですか?
斉藤:順調です!
阿部:バチバチです!!
猪又:そう!順調ですよね~(笑)
子どもたちと触れ合う機会が多いと思いますが、糸魚川の子どもたちの現状はいかがでしょうか?
阿部:昔昨年秋に市内で開催された「0歳児から聴けるファミリーコンサート」。このようなイベントに参加して子どもたちの現状を調査・研究している。よりは恵まれた環境だと思いますが、逆に自分から想像してモノを創り上げるとか、自分で遊びを創るというのが中々今の子はできないのかなと感じています。
斉藤:保育園や幼稚園では非常にアクティブな取り組みがされているようですが、それが家庭や街中でも見かける(反映)される社会になればいいですね。
阿部:昔、自分たちが色々な遊びをしながら経験してきたように、私たちが行っている活動に参加してもらうことで、子どもたちの創造力が発達していってくれたらいいな~と思っています。
ご自身はどんなお子さんでしたか?
斉藤:冷今と変わらず、子どもの頃から茶目っ気たっぷりだったという斉藤委員長。蔵庫の梱包用段ボールで「自動販売機」を造ってその中に入り、スーパーで買ってきた普通の缶ジュースを自分のお店の従業員さんに1本¥200で買わせていました。これがハッキリと覚えている子どもの頃の創作ですね(笑)
阿部:私は家の中よりも外で遊ぶ方が好きでした。木とか葉っぱとか土なんかを使いながら秘密基地を造ったり、果たし状を造ったり、攻撃する武器を造ったりして、他の地区の子どもたちと戦っていました。
斉藤:アクティブだな~(笑)
猪又:僕は外でもっぱら野球をしている子どもでした。クリエイティブな事に関しては色々な遊びを通じてやってたいたかな。でもあまり絵は上手くないので、漫画の台詞を変えて友達と遊んだりして・・・
阿部:(苦笑い)
担当する3月例会では親子で「夢のまち」を造るそうですが、何故まちを造ろうと?
斉藤:街自他共に認める“絵心の無さ!?”を、熱い情熱でカバーする猪又副委員長。の中には個性的な物や建物が溢れてますよね。そうした日常で感じる感性を子どもたち発揮してもらって、自分の住む街にこんな物があったらいいなだとか、こんな家に住んでみたいということを想像(イメージ)しながら、自分たちのまちを創作(クリエイティブ)してくれたらいいなと考えました。
阿部:斉藤委員長の言うとおりです。
猪又:以下同文です(笑)
その予行練習も兼ねた「大人のワークショップ」を2月に開催しましたが、子どもたちの反応はいかがでしたか?
阿部:「色とりどりの素材で、思い描いたモノを創作。大人のワークショップ」(1)の手応えは上々です。
斉藤:子どもたちが楽しく創作しているのがとても印象的でしたし、それ以上に大人が楽しそうでしたね(笑)
猪又:僕も子どもそっちのけで夢中になって造ってましたね。時間が足りないくらいでした。
阿部:私は思っていたのと違う!と思って何回も作り直していました。造るのに一生懸命ミンナの想いを繋ぎ合わせて素敵な「夢のまち」が完成!で、楽しくて夢中になってしまい、結果的に子どもたちそっちのけでしたね(笑) 3月例会がとても楽しみというのと同時に、親が夢中にならないよう、お子様と一緒に楽しんでもらえるよう設えたいと考えています。
斉藤:一緒に親子で創っているときのやり取りが面白かったですし、「うちの子ってこんな細かい作業できたんだ!」という親からの感想もとても印象的でした。
それでは、ご自身が理想とする「夢のまち」とはどんなイメージですか?
阿部:糸創造力溢れるアイデアを武器に、この委員会のクリエイティブな分野を一手に引き受ける阿部幹事。
魚川が過疎化せず、若い子もちゃんと残ってくれることが私の理想です。今まで通りに自然も豊でありながら、尚且つ大学や専門学校があり、遊園地や動物園や水族館がある観光地でもあり住人も楽しめる街。商業も盛んで住んでいる人が活き活きと暮らせる街になればいいなと思っています。
猪又:僕も学校のような若者が定住しやすい施設があればいいなと思います。僕の住んでいるところも空き家が目立ってきているので、一度糸魚川を離れた人でも帰ってこれるような魅力のある街が理想です。
斉藤:昨年、糸魚川JCで取り組んだ体験型観光の活動で、糸魚川の色々ないい面が再発見できました。やっぱり糸魚川っていいところですよね(笑) 希望としては天候に左右されずに親子で一緒に楽しみながら学べる「金沢21世紀美術館」(2)のような施設があったらいいなとは思います。
最後に、3月例会の意気込みをお聞かせください
斉藤:親子で楽しく、その日だけではなく後々親子で同じ事をやりたくなるような楽しい例会にしたいと思います。
猪又:斉藤委員長と同じく、その日だけでなく家庭に帰っても親子で創作していただけるようになればいいですね。そして自分自身も含めてJCメンバーも楽しく創作できるように心掛けます。
阿部:まずはこの例会を第一歩として、参加してくれる親子はもちろんJCメンバーにも創ることの楽しさを実感していただければと思います。そして、6月と9月に予定しているこれ以降の活動に繋げていけるよう精一杯頑張ります!
(インタビュアー:総務委員会 青木)
脚注
(1)2月11日(月・祝)に講師の菱山裕子先生をお招きして開催した3月例会のプレワークショップ。糸魚川青年会議所メンバ-とその子どもたちが本番同様のスタイルで「夢のまち」を造り上げました。
糸魚川JCのブログ ~image~「大人のワークショップ日記 ~夢のまち~」
糸魚川JCのブログ ~image~「当日をイメージするっていいじゃない☆」
(2)「だれもがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館」を目指して、2004年に石川県金沢市の中心部に建てられた美術館。比較的近代の美術品を収蔵し、建物にも現代アートの要素がふんだんに取り入れられている。子どもたちへの教育にも力を入れており、親子でゆっくりと鑑賞できる工夫もなされている。
金沢21世紀美術館