HOME > 糸魚川JCの想い > 2013年度を振り返って ~Feeling委員会~

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子どもたちの感受性を育もうと、まさに“粉骨砕身”したこの一年間でしたが、実際にやり遂げた感想は?

岩﨑:自分自身が今まであまり芸術に携わってIMGP6605_R.JPG当初は芸術の良さを理解する事に苦しんだという岩﨑委員長。こなかったので、芸術のジャンルや芸術の特性を理解する段階ではとても苦労しました。それでも、親子を対象にして事業をいくつか実施でき、その最中で子どもの真剣な表情や親子一緒になって笑っている様子を目にしたときは大変嬉しかったです。

永井:自分も同じですね。芸術を子育てに活用するという理事長の熱い思いを受けとめ、分からないなりに手探りの状態で活動してきました。そんな中8月、10月の事業では多くの方々に高い評価をいただくことができ、今は私たちがやってきたことは間違いではなかったのだなとホッとしております。先日、各保育園に事業報告をさせていただいた際には、「芸術は想像力を育むためには非常に重要なジャンルだと思う、今後もこの糸魚川ではこういった事業を続けていかなければならない」といった意見を多く頂きました。子育てを牽引する方々に芸術を活用する大切さを共感していただくことができ、本当に良かったです。

岡田:やっぱりお二方と同じで、今まで自分自身が芸術とは無縁の生活をしてきました。今年一年いろんな芸術を調べ、またクラッシックコンサートを聴いてきたりして今までの生活の中では味わえない貴重な体験をさせていただきました。いろいろ大変な一年ではありましたがいままででは味わえない体験をさせていただきました。

杉浦先生と運命的とも言える出会いを果たした5月例会「フィール アート」では、美術をメインとした芸術の良さを再確認しましたね。

永井:5月例会(1)を開催するにあたり、私たちの思いIMGP6395_R.JPG講師の杉浦先生との出会いにより、芸術が子どもたちに与える良い影響について、ハッキリとした確信を持てるようになった。をどうやったら糸魚川の人たちに伝えられるだろうかと色々と調べ上げていく中で、武蔵野美術大学の杉浦准教授と出会うことが出来ました。5月例会で先生がお話しになった「五感を使いながらの美術鑑賞」ということが今年一年の大きなテーマとなったのは間違い選りませんね。作品のことは分からなくても良いんですよ、自由な感じ方で鑑賞をし、楽しむことだと教えていただいて、美術館の見方が変わりました。

岩﨑:杉浦先生からお話し頂きましたが、芸術という分野はアーティストの個性が発揮される場でもあります。だからアーティストによって表現した作品も様々ですし、その作品の受け取り方も人それぞれです。良かれ悪かれ自分が感じれさえすればそれでOKなんですよね。自分の感じたことを親や友達と話して、捉え方の違いに気づくことが、結果としてイメージする幅が広がるのだと思います。

引き続き杉浦先生にご教授いただいた「はじめてのびじゅツアー」では、実際に親子で美術館に行きました。その際に印象に残ったことがあればお聞かせください。

岩﨑:「はじめてのびじゅツアー」(2)では、子どもたちが絵画に興味を示してもらえるのか心配でしたが、5月例会で杉浦先生から教えてもらった「探す」というキーワードを鑑賞のコンセプトにしたおかげで、難なく絵に興味を持ってもらい、親子での会話や笑いがおきたことが印象として残っています。

永井:子どもたちが真剣に作f0147_R.JPG8月末の「はじめてのびじゅツアー」は、実際に親子で芸術に触れる機会を設けるため「安曇野ちひろ美術館」を舞台に開催された。品と向かい合っている姿が印象的でした。子ども目線に立った鑑賞方法や、「探す」のようなテーマを設定することが大切であることを教えていただきました。「自分の子供がこんなに絵に興味があるなんて知りませんでした」といったような保護者からの意見もいただき、親子のコミュニケーションも図ることができたので、本当に良かったです。

岡田:自分はグループリーダーとして子どもたちと一緒に美術館を鑑賞しました。自分には「芸術は敷居が高い」といった先入観があり、子どもたちに美術・絵画の良さなど伝えられるのかといった不安がありました。そんな不安もありましたが、子どもたちが楽しそうに鑑賞している姿を見て思ったことは、子どもたちにはそうした先入観は無いのだと感じました。大人ってダメですね(笑)

10月例会「エンジョイ・アート」では、これまでとは一転して音楽を題材にした講演会と演奏会を開催しましたが、音楽の良さとはどんなところでしょうか?

岩﨑:10月例会(3)では「聞く」ということに着目しました。聴覚を刺激する。つまり耳で聞くということは、時には視覚以上に頭の中でイメージを膨らませます。この曲を聞くと「あの時のことを思い出す」とか。だから小さい時から素晴らしい生演奏を聞くということは、物IMGP2225_R.JPG美術をテーマにした過去二回とは異なり、音楽の可能性を追求した10月例会「エンジョイ・アート ~芸術を青少年育成に~」。事を思い描く力を養う上では大切なことだと考えました。

永井:音楽は割と身近な存在であるのではないでしょうか。また音楽を聴くと頭の中にいろんな情景が思い浮かび、うれしくなったり、時には悲しくて泣いてしまったりすることがあります。音楽は感じたことを頭の中でイメージすることができるので、子どものころから聞くことが想像力を養うことにつながるのだと思います。

岡田:演奏会の良さは演奏の良さがダイレクトに伝わる所だと思います。感じ方は人それぞれだと思いますが、演奏者の動きや表情も伝わってきますしね。想像力を膨らますとその曲の年代、風景などといったことを想像できる所も良い所だと思います。

締めくくりとなった「みんなでわくわく はじめてのえんそうかい」(4)では、大変多くの親子からプロフェッショナルな芸術に触れていただきましたね。

永井:やはり、この糸魚川でプロフェッショナルなクラシック音楽に触れることができたことはとても貴重だと思います。しかも「0才から」というのは全国探してもそんなに多くありません。都会であれば即完売だそうです。ボディーパーカッションを交えた演奏者の配慮も大変ありがたかったです。クラシック音楽に慣れていない子どもたちも楽しむことができました。

岡田:同じくそう感じました。子IMGP3019_R.JPG小さなお子さんにも音楽に興味を持ってもらえるよう、創意工夫を凝らした演奏が行われた「みんなでわくわく はじめてのえんそうかい」。楽しかったこの日の記憶が将来の成長に繋がる。ども向けの曲のプログラムはもちろん、演奏者が体をつかって3拍子や4拍子の説明したり、また、ホースやじょうごを使い音の出る仕組みを子どもたちに説明していたところが良かったですね。400名を超える来場者には正直びっくりしました。

岩﨑:子どもが興味を示してくれた設え全般にいえることですが、演奏会前に会場の入り口で、色鮮やかなゲートや、手作り楽器に子どもが興味を示してくれたことは、楽しい雰囲気の演奏会を開くにあたってはとても良かったと思います。また、子ども好きなアニメの音楽を演奏したり、ビニールホースを使っての演奏や体を動かして一緒に参加できた「ひげじいさん」の演奏も良かったですね。その中でも一番良かったのは、やはり研ぎ澄まされたプロフェッショナルな生演奏です。こればかりは普段味わう事ができないですからね!

子どもたちの感受性をより育むために。現在の糸魚川市に必要なこととは何でしょうか?

岩﨑:糸魚川市内外で行われている素晴らしい美術館や芸術イベントをもっと多くの糸魚川市民に知って頂ける情報の発信していくべきですし、市民に浸透してきているコンサート等、既に行われているイベント等を継続していく必要があると考えます。

岡田:今年一年は感受性を育むために芸術というジャンルでやってきました。絵画や音楽といった様々な芸術もそうなんですが、スポーツや遊びなど普段の生活の中で行っているどんな事よりも感受性を育むことができると思います。子どもたちにそのキッカケを作ってあげるのは親やまわりの大人、または地域なんだと思います。

永井:芸術作品には作者の思いが注ぎ込まれています。特に、プロフェッショナルな作品には熱いメッセージがあります。そんな熱いメッセージを受け入れることで感受性はを育まれるのだと思います。私たちの住んでいるこの街では、まだまだプロフェッショナルな芸術に触れる機会が少ないと感じます。芸術に触れることの大切さをわかる者たちが力を合わせ、もっともっと子どもたちに芸術に触れる機会を与えられるように、糸魚川市が一丸となり取り組んでいかなければならないと思います。

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一年間本当にお疲れ様でした。

いや~、本当に岩﨑委員長と共に過ごした時間は計り知れなかったですわ…
おかげで彼女と会う時間が少なくなり、何回も怒られました(笑)
何しろ委員会名が「Feeling」なので、まずは自分たちが「感じる」事が先決だろうと、委員会メンバーと一緒に美術館やコンサートなどへ何度も行き、糸魚川ではなかなか味わえない芸術にたくさん触れてきました。
美術館などは敷居が高いものだと思い込んでいましたが、意外と子どもにも開かれた美術館もあることに気づきましたね。芸術に触れることの良さを実感しました。
委員会メンバーのみなさまには本当に助けられましたね。「いわさきちひろ」さんの絵や「藤城清治」さんの影絵をマネして作ったり、びじゅツアーの旗を作ったり、創作楽器を作ったりと・・・
ん!?どちらかというと同じ“ひとづくり室”のCreative委員会の思い出だったりして・・・
まあ、一年間色々とありましたが、本当にありがとうございました。

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(インタビュアー:総務委員会 今井)

脚注

(1)将来的に芸術を活用する良さを地域に伝播することを目的に開催された5月例会「フィール アート ~子どもの感受性をより豊かに~」。講師に武蔵野美術大学 芸術文化学科 准教授の杉浦幸子をお迎えして講演会を行った。  
LinkIcon5月例会「フィール アート ~子どもの感受性をより豊かに~」

(2)Feeling委員会担当の8月事業。実際に美術館を体験してもらうため、長野県北安曇郡松川村にある「安曇野ちひろ美術館」を会場に開催。糸魚川市内の保育園・幼稚園の親子を対象にしてバスツアーの形式で実施された。  
LinkIcon8月事業「はじめてのびじゅツアー」

(3)次世代を担う子どもたちが芸術に触れることの必要性を認識し、その有効性を地域に広げる事を目的に開催された10月例会「エンジョイ・アート ~芸術を青少年育成に~」。 美術を題材にした過去二回の事業とは趣を変え、聴覚で感じる音楽をテーマにした講演会と演奏会を実施した。  
LinkIcon10月例会「エンジョイ・アート ~芸術を青少年育成に~」

(4)Creative委員会との合同事業となった10月事業。糸魚川ではなかなか味わえないプロフェッショナルな芸術に触れ、子育てに芸術を活用することの重要性を再認識してもらうため開催された。  
LinkIcon10月事業「みんなでわくわく はじめてのえんそうかい」

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