岩﨑智.jpg




         2013年度 理事長
                         いわさき  さとし
            岩﨑 智


2013_スローガン「image」-700px.png

【はじめに】

 明るい豊かな社会を思い描いて――――

 わたしはこのまち糸魚川が大好きです。海、山、食、歴史、文化など誇れるものを有しており、季節を肌で感じることが出来るこのまちを愛しています。この大好きなまちを、より明るく豊かな地域にするために、わたしたちは今、なにをするべきなのでしょうか。
 ひとは何かをつくりあげていくときに、そのビジョンを頭の中に思い描きます。物事を思い描くこと、すなわちイメージする力がわたしは大事であると考えます。まちづくり運動でも、組織運営でも、企業活動でも、このイメージすることが大事であり、ゴールビジョンはもとより、その過程をもしっかりと思い描くことが最も重要です。
 本年度、社団法人糸魚川青年会議所第46代理事長を拝命するにあたり、今、この組織に、このまちに、必要なことはなにか。このビジョンを思い描くことが出来るようになったのも、理事長として立ち上がらせていただけるようになったのも、わたしを取り巻く様々な環境やたくさんの人たちとの出会いがあるからであると考えます。家族をはじめ、先輩方、仲間、まちの人々、など多くの人たちやその環境に、深く感謝申し上げます。
 このまちがより明るい豊かな社会となることを目指し、JC運動に邁進したいと考えます。

【組織として】

 青年会議所は、その地域がより明るい豊かな社会となることを目指して運動を展開している組織であり、日本全国はもとより、世界各国に存在しています。糸魚川市においては1967年に糸魚川青年会議所が誕生し、今に至っておりますが、ここ数年の会員拡大の成果により、現在は60名を超えるメンバー数を誇っており、今や中規模のLOMにまで成長してまいりました。
 この進化を遂げてきた(社)糸魚川青年会議所をより活性させるためには、会員の資質を向上させることが重要です。
 まずはメンバー個々が物事を思い描く力を養う場を設け、様々な分野でその力を発揮できるようにしたいと考えます。物事を思い描く(=イメージ)力がより強くなれば、JC運動はもとより、仕事の面でも活用することが出来るのではないかと考えます。メンバーには、この場で学ぶことにより、青年会議所に属している意義を見出すきっかけになって欲しいと考えます。
 また、よりスムーズな運営をはかるにあたり、メンバー同士が心の通ったコミュニケーションをはかることが重要であると考えます。既存の行事を活用しながら、会員の交流をはかり、人と人との付き合いを重要視することで、メンバー同士の信頼関係を築き、参加・参画に繋げたいと考えます。組織の運営がよりスムーズになれば、組織自体が活性することでしょう。
 青年会議所は「明るい豊かな社会となることを目指して運動を展開している組織」であり、個々の資質を向上させ、組織を活性させることが、このまちの活性化に繋がることでしょう。

【青少年の育成】

 これまでも青年会議所では様々(スポーツ・自然・文化など)な分野を活用して青少年の育成をはかってまいりましたが、本年度は「芸術」を活用することで、子どもたちに物事を思い描く力を育みたいと考えます。
 この物事を思い描く力は、大人になっても重要な要素であり、まちづくりでも子育てでも仕事でも、いろいろな場面で活用することが出来ます。この力に重要な要素である感受性と創造力を育みたいと考えます。芸術にはその偉大な力があり、この力を育むためには最適な分野であると考えます。
 しかしながら、糸魚川市のような地方都市では、研ぎ澄まされたプロフェッショナルの芸術に子どもたちが触れる機会が限られています。プロフェッショナルの芸術に子どもたちが触れることのできる機会を様々な方法で設け、子どもたちの感受性を育みたいと考えます。
 また、プロフェッショナルの芸術に触れるだけでなく、自らも創作する機会を設け、創造力を育みたいと考えます。
 そして、青少年の育成に芸術を活用することの重要性をこの地域に訴えたいと考えます。

【まちづくり】

 北陸新幹線の開通を前に、交流人口の拡大に向けて様々な運動が広げられている糸魚川市では、現在観光都市を目指し、食・歴史・文化など様々な分野の検証や開発が進められております。
 その中で、ひとつ気がかりなことがあります。それは海岸の浸食です。
糸魚川市は海に面しており、観光シーズンには多くのお客様が糸魚川の海を目指して遊びに来ております。釣り、海水浴、石拾いなど、そのジャンルは多岐にわたっておりますが、その海岸が過去から比べると浸食が激しく、遊ぶことのできる場所が限られています。
 この問題(海岸浸食)は観光面においても、防災面においても、今現在の糸魚川において重要視しなければならないものであると考えます。
 わたしたちが子どもだったころの海岸を取り戻すことは困難かもしれません。しかし、まちの未来、子どもたちの未来を考えると、今誰かが動き出さなければなりません。
 まずはその現状を調査し、解決策を学び、わたしたちが出来ることはなにかを考え、行動し、まちの人々に海岸を整備することの重要性を訴えることが、これからのまちに重要なことだと考えます。そして、この地域を愛し、より明るい豊かなまちを望む人々が増えることを期待します。より良いまちの姿を想像し、共感者、協力者を増やし、夢の実現へ向けて前へ進みましょう。

【結びに】

 イメージしよう。自分、組織、子どもたち、地域。これから先の未来、それぞれがどのようになっていることを望みますか。ゴールビジョンに向かって、その過程のひとつひとつをイメージしながら前に進もう。
 明るい豊かな社会を思い描いて――――

<基本方針>

  1. LOMメンバーや市内の青年に、思い描く力を育むことで、個々の資質を向上させ、組織やまちの活性化をはかる。
  2. 会員の交流を促し、メンバー同士のコミュニケーションをはかり、繋がりをより強固にすることで、参加・参画率を向上させ、組織の活性化をはかる。
  3. 子どもたちの感受性をより豊かにするために、プロフェッショナルの芸術に触れることが出来る機会を設ける。
  4. 子どもたちの創造力をより豊かにするために、物事を創作する機会を設ける。
  5. 浸食されつつある糸魚川の海岸を、よりよい形を目指して、糸魚川の海を開発する運動のきっかけをつくる。