理事長所信| 2014一般社団法人 糸魚川青年会議所 ~+ONE~


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         2014年度 理事長
                         いい  かずみち
            井伊 一道


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【はじめに】

 「生きているってなんだろう?」と問いかけられた時、みなさまはどのように答えるでしょうか。私は、生きているということは、日々成長していくことだと答えます。
なぜならば、人は生きている以上、様々な体験をします。その中で何かを感じとり、考え、行動することで自己を高めるチャンスと巡り合うからです。もちろん、中には、嫌なこと、苦しいことも体験するでしょう。しかし、それは人生の尺で考えると、ほんの一瞬の過程であり、その経験が次の成長への一歩につながるのだと前向きに捉えることが大切であると考えます。
 私がこのように考えるようになったのも、糸魚川青年会議所に入会し、様々な出会いや普段なかなか味わえない体験をしたからです。青年会議所には、自己を高めてくれるチャンスはいくらでもあります。やらされるより、自らやりたいと思う前向きな気持ちになれば、新たな発見や気づきがあり、そのひとつひとつの積み重ねが自己の成長につながってきたと実感しており、この前向きな気持ちをメンバー全員で共有し、自らが行動できるように牽引していきたいと感じております。
 2014年度スタートをきるにあたり、当会にとって大きな環境の変化があります。ひとつは、公益法人制度改革を受けて、一般社団法人糸魚川青年会議所へと法人格が移行したこと、そしてもうひとつは、47年の歴史の中ではじめて、公益社団法人日本青年会議所北陸信越地区新潟ブロック協議会の会長が輩出となったことです。私たちは、青年会議所運動を通し、自らが率先して行動し、あるべき姿やその過程をイメージする中で一般社団法人として歩むことを選択してきました。そして本年度は、この大きな変化を契機と捉え、これまで経験したことのない新たな環境の中で、メンバー一丸となり活動していきます。
 第47代理事長を拝命するにあたり、私を成長させてくれた会や関わったすべての方々に感謝するとともに、「+ONE」(プラスワン)をスローガンに掲げ、前向きな気持ちをもち活動していきます。メンバー一人ひとりがこの会のこと、子どもたちのこと、そしてふるさと糸魚川のことを想い、自分の可能性を信じ、明るい豊かな社会の実現に向け、更なる一歩を踏み出しましょう。

【組織への+ONE メンバーの成長が会の活性化につながる】

 本年度、大きな変革の中で、会の運営をより円滑に行っていくには、メンバー一人ひとりの力をより発揮し、協力していくことが大切です。しかし会の現状に目を向けると、それぞれ活動に対する意識が異なり、相互理解不足による温度差が生じているように感じます。
 そこで、会や委員会の動きなどといった情報を発信し、目的や想いを共有することが必要であると考えます。そうすることで、メンバー同士の関係がより密になり、活動に対してさらに積極的になることでしょう。メンバーが更なる一歩を踏み出せるように情報を共有する環境を整えることが、参加、参画意識の向上につながると考えます。
 また、メンバー同士の理解をより深めるためには、個々のコミュニケーション能力の向上が必要であると考えます。それは様々な活動をしている中、相手の立場や状況を考えずに、自分の都合で物事を進めていることがあります。
しっかりと相手の話を聴いているか、自分が物事をしっかりと伝えているかと、自らの原因に目を向けることが必要です。相手を知り、自分を知る。そして、相手の考えや思いを真摯に受け止め、お互い認め合うことで、物事を円滑に進めていけるようにメンバー自身の成長につなげていきたいと考えます。
 そして、メンバー一人ひとりが自発的に活動し、より力を発揮することで輝く組織となり、会の活性化へとつながることでしょう。

【子どもへの+ONE 前向きに一歩踏み出そう】

 いつの時代も子どもたちは純粋に夢を抱き、日々学び未来へと一歩一歩成長をしています。しかし、子どもたちを取り巻く環境は、時代と共に変わっていきます。少子化により子どもたちには多くの愛情が注がれ、欲しいものや情報が簡単に手に入る豊かな社会へとなりました。
 子どもたちとふれあっていると、あたえられた課題しかしない子ども、思い通りにならず泣いたり怒ったりする子ども、うまくできずにすぐあきらめる子どもが多くなったと感じます。しかし、成長していく過程において、様々な壁にぶつかることがあります。それを乗り越えていくには、子どもの頃の様々な成功体験が糧となるのではないでしょうか。
 そこで本年度は、子どもたちが普段の生活から飛び出し、課題に挑戦する機会と共に、達成する喜びを感じ取れる体験を通じて、子どもたちがもともと持っている力を引き出せるように取り組んで参ります。その経験が、成長していく過程で壁にぶつかった時、前向きに一歩踏み出し、乗り越えていける糧となるでしょう。

【まちへの+ONE 糸魚川にはすばらしき魅力がある】

 2015年北陸新幹線が開通となり、世界ジオパーク再認定、食や体験型観光など様々な方法で、各種団体や観光業などの方々が糸魚川に来ていただこうという想いで活動されています。そんな今だからこそ、まちに目を向け、糸魚川の素晴らしさを再認識する必要があるのではないかと考えます。
 私は、高校を卒業して10年間、糸魚川を離れ生活をしていました。当時、糸魚川に帰省した際、ふるさとの料理を食べることにより、あらためてふるさと糸魚川の良さを感じました。糸魚川は山もあり海もあり、自然に恵まれた大地があります。その中で育まれた、お米、魚介類、野菜、山菜などの食材を活かし、先人の知恵で受け継がれてきた食文化があります。
 しかし、糸魚川に戻り生活していく中で、職業柄仏事で振る舞われる重箱に入った料理が、徐々に減っていくことに気づきました。近年便利さを求める社会環境の変化などで少なくなりつつもありますが、祭りごとなどといった人が集まるときにもてなされる料理は、その地域や家庭ならではの独自性や魅力があり、長年愛されてきました。このような食文化は、素晴らしき糸魚川の魅力であり、輝かせることで、観光資源にもなりうるものだと考えます。
 そこで本年度は、素晴らしき糸魚川の魅力を再認識し愛着を持ってもらうために、食文化を見つめなおし、市民に周知する運動を展開していきたいと考えます。それが、今後の観光の礎となり、糸魚川の発展につながっていくでしょう。

【結びに】

 心が前向きにならなければ何をするにしてもうまくいきません。前向きな心を持っていれば表情も変わります。そしていきいきと輝いて見えます。「できない」ではなく「何ができるか」と考えることが大切です。
 「+ONE」(プラスワン)自分にできることはないかと少しずつでも考えられるように、ともに成長していきましょう。

<基本方針>

  1. 会のより円滑な運営を行うと共に、会や委員会の動きなどといった情報を発信し、目的や想いを共有できる環境を整え、参加参画意識を向上させることで会の活性化を図る。
  2. 個々のコミュニケーション能力を向上し、メンバー同士の理解をより深めることで会の活性化を図る。
  3. 子どもたちが、達成する喜びを感じ取れる体験をすることで、前向きに一歩踏み出し、壁を乗り越えていける大人への成長を促す。
  4. 糸魚川の良き食文化をあらためて見つめなおし、その魅力を市民周知することで、郷土を愛する気持ちを育み今後の観光の礎につなげる。