新春対談 | 2015一般社団法人 糸魚川青年会議所 ~IMPACT~

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本年度の事業報告

新春対談

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市長.png           米田徹 糸魚川市長米田 徹市長(以下市長) 明けましておめでとうございます。今年は、いよいよ北陸新幹線が開業します。糸魚川市が長きにわたって計画をしてきた中で、多くの人たちが携わり、思いを込めてきた事業です。3月14日の開業がゴールではなく、「交流人口の拡大」という目的のために、このチャンスを大いに生かしていかなければならない。また、合併して10年の大きな節目ということもあり、これまでの歩みをしっかりと検証しながら、未来に向けて出発する年だと思っています。糸魚川青年会議所の皆様には、行政の指針に対しても様々なアドバイスをいただきました。本年もお力添えをいただくようお願いいたします。
山田 卓矢理事長(以下理事長) 明けましておめでとうございます。日頃から糸魚川青年会議所の活動に対してご理解いただき、ありがとうございます。昨年、私たちは郷土料理の魅力を再認識できるような取り組みや、子供たちに向けて、様々な困難を乗り越えよとする心を育めるような取り組みを行わせて頂き、行政の皆様にもご協力いただきましたこと大変感謝しています。今年は『IMPACT』をスローガンに掲げまして、市内外に深い印象を残せるような、糸魚川市により良い印象をもたらすことが出来るような活動を行なっていきたいと考えています。その中で、やはり北陸新幹線の開業は、非常に大きなチャンスであると捉えています。

理事長 新幹線は多くの人を運ぶ、首都圏とつながる大きなパイプです。全国でも数少ない新幹線駅舎ができたのですから、その施設を最大限に生かすことが重要になります。糸魚川市が持つ様々な資源をさらに掘り下げ、積極的に情報を発信していくことと、さらに、関係する地域との連携を図ることで、新たな注目を集めることができると考えています。現在、日本国内の35地域がジオパークに認定され、これから目指そうとしているところが17地域あります。自治体の数で言うと、209の市町村がジオパーク活動を行なっています。日本ジオパークネットワークは、各自治体が連携し、様々な情報を公開・共有しています。海外のジオパークでは、研究者が中心となっていて、横のつながりというのはほとんどないそうです。学術的な価値だけではなく、そこに住む人がジオパークの
資源や事柄に愛着と誇りを持ち、保護・保全に努める。持続可能な社会形成を第一に考えるのが、日本ジオパークネットワークの理念です。世界遺産のように一気に注目されると一過性に終わる危険性もある。糸魚川ジオパークは、視覚的に楽しむだけの観光地を目指すのではなく、知的好奇心を満たす「教育旅行」という切り口に可能性を見出しています。昨年は39の学校から研修旅行や合宿に来ていただき、好感触を得ています。外国語表記の遅れなど課題もありますが、専門知識を持った学芸員やガイドの育成にも取り組んでいます。
理事長 私たち市民がふるさとに誇りを持ち、この地域の自然を守っていこうという気持ちが大事なのですね。観光という観点では、今年、糸魚川青年会議所では北陸新幹線の開業も踏まえて外国人観光客誘致の可能性を追求していくような活動を行ないたいと考えています。物質的な満足だけではなく、心の満足度を重視しなければならないと思っていますし、我々の普段見慣れた景色や当たり前の光景も、外から来た人には新鮮に映る場合があります。中には、旅館でスリッパが並んでいるのが珍しいのかそれを写真に撮ったりする方もいるそうです。日本人とはまた違った視点で観光を楽しんでいることも特に意識していきたいところです。

市長 そうですね。観光バスで目的地を見て終わるのではなく、もっと五感を満足させるたびが出来ないか、私も試しにジオサイトを歩いてみたのです。昨年6月に市街地からスタートして雨飾温泉で一泊し、雨飾山に登りました。9月には焼山にも登ってみました。いずれも10時間ぐらい歩きましたが、実際に自分の足で歩くと、今まで得られなかった「気付き」がありました。滞在時間が長くなるわけですから、その道中で郷土料理を食べられる場所や、地元の人とふれ合える場所があれば、さらに理想的です。歩くジオ巡り、名付けるなら「ジオ遍路」でしょうか。

山田理事長.png      山田 卓矢 (一社)糸魚川青年会議所理事長理事長 面白いですね。私自身、ここ糸魚川には、田舎らしさや人柄など日本ならではの魅力が多くあると思っていますし、今年は、外国人だけでも3千人以上参加するJCの世界会議が金沢市で開催される予定ですので、それも有効に生かしていきたいと考えています。これを機に糸魚川に住む我々自身の国際感覚を磨いていきたいですね。糸魚川市にも約300人の外国人が暮らしていらっしゃるということですので、その方々との交流にも力を入れたいと考えています。異文化交流・多文化共生という意識が浸透すれば、観光だけでなく地域の大きな活力にも繋がってくると思います。

市長 市内在住の外国人の方との交流は、私も考えていたことです。外国人の方が「おまんた祭り」で楽しそうに踊っている姿を見て、とてもうれしく思いました。JCの皆さんから手を差し伸べてくれるのはありがたいですし、喜んでもらえるはずです。国際交流の輪を広げ、市民の一体感を醸成していけたらいいですね。

理事長 もう一つ、考えていく必要のある課題に人口減少問題があります。この問題は経営者としても無視できない問題だと捉えています。2040年には、現在1800ある自治体のうち896の自治体が消滅する可能性があるというショッキングなデータも出ています。解決する特効薬はないのかもしれませんが、20代・30代のメンバーで構成されているJCは、結婚・出産・子育てに関して当事者にあたる世代です。当事者世代として、その強みを生かす意味でも少子化という分野へ一石を投じていきたいですね。生活スタイルが多様化している中で難しいところもありますが、同世代の方々の背中を押してあげられるような、また、「家族」というかけがえのない価値観を発信していけるような、そんな取り組みが出来ればと考えています。
市長 たしかに、市内の中山間地では過疎が急速に進んでいます。市としても、人口減少対策に対しては、庁内の組織機構を見直し、危機感を持って取り組んでいきます。お隣の富山県が「住みたい県NO.1」になっていますが、糸魚川市の子育て支援策は、富山県にも遜色ない内容になっているのです。しかし、市内外にそれがうま伝わっておらず、思うような結果が出ていない。少子化対策は全国の自治体が取り組んでいることから、地域間競争になっている面もあります。都会の生活に憧れて出ていく人たちを強引に引き止めるのは難しい。それよりも、糸魚川に魅力に感じ、ここに住んでみたいという人に対するアプローチと、定住に向けた受け入れ態勢の整備が急務だと思います。その中で、農業や漁業といった第一次産業をこの地にしっかりと根付かせ、地域の中で魅力ある産業に成長させることも必要になってくる。漢方的でなくカンフル的な、まさに「インパクト」のある施策がもとめられていると感じます。

市長と理事長.png理事長 私自身2歳の子どもがいますので、糸魚川市の子育て支援策は大変ありがたいと感じています。まずは、実際に暮らしている私たちが糸魚川の魅力を発信し、結婚・子育ての喜びを伝えていくところから始めていきたいですね。今年は地域社会に「IMPACT」を与え続ける組織として、より良い変化へ繋げられる一石を投じることが出来ればと考えています。今回の対談で、行政の皆様とも同じ方向を見て進んでいけると確信しました。一年間よろしくお願いいたします。

協力:(株)アド・クリーク