2018年度のスローガン「PROGRESS!」にはどのような想いがこめられているのでしょうか?
昨年は糸魚川青年会議所にとって、50周年という節目の年でした。記念式典・記念講演・記念事業の準備から当日に至るまでに、これまでの50年の歴史をあらためて学ぶ機会をいただきました。これまでの50年の歴史は、その時々の時代に合わせ柔軟に対応し、明るい豊かな糸魚川の実現に向けて活動してこられた先輩諸氏の弛まぬ努力の賜物であり、我々が活動を展開できるのもそのおかげであることを実感しありがたく感じました。その想いを受け継ぎ、60年目、70年目と繋げていくためにも、51年目を迎える今年度は新たに一歩踏み出さなければいけないと考え、「前進」という意味である「PROGRESS」をスローガンとして掲げさせていただきました。
今年はどのような事業を展開する予定でしょうか?
組織内部については、JCには「活動を運動に繋げる」という考え方がありますが、活動をより運動に繋げていく組織になるために、組織基盤の強化と会員拡大について取り組みます。また、例年にない形ではありますが、これまで受け継がれてきた知識やスキルを引き継いで行けるように会議体を設けました。
対外については2つの柱があり、一つは糸魚川には全国的にみても貴重な動植物をはじめ多くの豊かな自然がありますが、様々な要因により危機に瀕している物もあります。食や文化、我々大人や子ども達の成長にとっても恩恵を与えてくれる豊かな自然を後世に残していくために、「糸魚川の豊かな自然を守り伝えて行くための機運を上げること」について事業を行います。
もう一つは我々JCをはじめ、多くの団体が糸魚川市駅北大火の際に発災後の対応に苦慮した経験から、今後起こりうる災害によって発生する被害に対しても迅速に対応しなければいけないと感じました。そのためには我々JCを始め、それぞれの組織や団体がそれぞれの強みを発揮できるようになるために「災害による被害に迅速に対応するためのネットワークの構築」について事業を展開します。
各委員長に期待することはなんでしょうか?
入会後3年ほどで委員長を引き受けていただいた方、ベテランで2回目の委員長を引き受けていただいた方など経歴だけではなく、個性も豊かな委員長に恵まれました。その個性を存分に生かして委員会を運営してもらいたいと考えていますが、ベテランの委員長には委員会メンバーの育成を、新人委員長には様々な経験をしていただき、これからの会を担っていただきたいと考えています。
2018年度の意気込みをお聞かせください。
我々メンバーは20歳から40歳の若者であり、地域では一人の大人として、家庭では一人の親として日々生活をしています。糸魚川は素晴らしい地域でありますが、反面多くの課題を抱えた地域でもあると思っています。次の世代を担う子ども達のためにも、これからの糸魚川を担っていくのは我々であるという自負を持ち、より良い地域にしていくために活動を展開していきます。
一年間、よろしくお願いいたします。
倉又 康 (くらまた やすし) S53.9.13
2018年度 (一社)糸魚川青年会議所第51代理事長。
割烹 倉また
糸魚川JCには2010年に入会