{Logo}JCI一般社団法人-糸魚川青年会議所.png{Logo}JCI一般社団法人-糸魚川青年会議所.pngrogo1.jpgrogo1.jpgヘッダメニュー_想い.pngヘッダメニュー_想い.pngヘッダメニュー_-02.pngヘッダメニュー_-02.pngヘッダメニュー_-04.pngヘッダメニュー_-04.pngヘッダメニュー_メンバー募集.pngヘッダメニュー_メンバー募集.png





4月例会ビルボード.png

4月例会「いま、私たちが自然にできること!」


4月12日にひとづくり委員会担当4月例会「いま、私たちが自然にできること!」が開催されました。

講師に糸魚川理科教育センター所長 吉田一郎氏 をお招きし、
『メンバーが糸魚川における自然環境について学び、守り伝えていく機運を高めるきっかけとする。』を目的に
【糸魚川市における自然の必要性】
【糸魚川市の現状】
【今後に必要なこと】
の3つのテーマで講演を行って頂きました。

1f4c7a11.jpg
まず、自然科学と社会科学の観点から、自然環境は過去>現在>未来と変化するものである事。メンバーひとり一人が思い描く糸魚川の原風景から、色とりどりの四季の様子が映し出されました。

生物の多様性とDNAが共存共栄に結び点くこと。人間も自然の一部である事。しかし、そういった当たり前の事が<あたりまえ=無意識>となってしまい、目の前にある自然がどれほど驚異的かという事を忘れてしまう。まず、当たり前=無意識を意識化して、糸魚川の慣れ親しんだ自然がどんなものか知ることが大切であると吉田氏は言います。

64877507_p0.jpg
糸魚川市の自然環境、動植物は非常に豊かです。海外線に自生している野生植物の中にもハマボウフウやハマヒルガオなどをはじめ、希少な植物が多くあります。
非常に特徴的なのはカタツムリ(マイマイ)で、殻が右巻き(クロイワマイマイ)と左巻き(ヒダリマキマイマイ)両方の種類のカタツムリが生息している地域は非常に稀だそうです。
その他、明星山のムラサキマイマイ、能生白山神社地域の天然記念物ヒメハルゼミ、ゲンジボタルの卵、トキワイカリソウと赤花のイカリソウ、白池のアマゴイルリトンボ等々。浜辺や里山に多種再々の生き物が生息しており、同時にその希少性は保護(密猟など)される必要があります。ギフチョウ・ヒメギフチョウなどは県外から採取する人間がいるそうです。

春の植物として有名なフキノトウの別名を知っていますか?という質問が吉田氏からされました。メンバーで一人だけ、会員拡大委員会副委員長の堀江由香理君が「チャンマイロ」という呼び方を知っていました。「ちゃんと米(まい=田んぼ)に行こう」が語源だそうで、糸魚川でもある地域でしか使われていないそうです。皆が知っている植物にも地域で違う呼び名がある事も、自然が当たり前ではない一つの形ではないでしょうか。

非常に豊かな自然環境ですが、近年は多くの外来生物の影響にさらされ、生育環境が脅かされています。セイタカアワダチソウなどは繁殖力が非常に強く、一面に広がってしまい糸魚川の貴重な植物の生育環境の激減に繋がる可能性があります。
もちろん、これらも人間が持ち込んだものであり、社会人としてひとり一人が責任をもって生き物を扱うことの大切さを認識しました。

b43aaa46.jpg bf182531.jpg
糸魚川市の人々、次世代に残したい原風景は、ひとり一人の心の中にあります。
環境は人を育て、育った人は環境を次世代に受け継いでいく。
次世代に受け継いでもらう自然環境の保全の必要性。
自然に当たり前はなく、コントロールする事も出来ない。だが、自然は人の生きる道標である。
メンバーがディスカッションを行い、今後糸魚川市の自然を保全するために必要な取り組み、活動について意見を出しあいました。

吉田氏は最後に
1. 糸魚川市の売りは豊かな自然
2. 豊かな自然が『安心・安全』の保証書
3. だれが管理するのか?
4. 人が豊かにたくましく成長するゆりかご
糸魚川の自然=世界ジオパークとして永く続いていく事。そのために思い出や原風景を守り伝えていく責任をもって、糸魚川で暮らしていって欲しいとまとめられました。

吉田様、ご講演をいただき誠にありがとうございました。

スライド1.PNG

スライド2.PNG

スライド3.PNG

スライド4.PNG

スライド5.PNG

スライド6.PNG

スライド7.PNG

スライド8.PNG

スライド9.PNG

スライド1.PNG

スライド2.PNG

スライド3.PNG