6月例会「災害ネットワーク構築に向けて~各組織との連携の重要性を理解しよう!」
6月6日に災害ネットワーク構築委員会6月担当例会「災害ネットワーク構築に向けて~各組織との連携の重要性を理解しよう!」が糸魚川市のビーチホールまがたまで開催されました。
『災害後、支援の中心となる各組織とのネットワーク構築を目指し、連携の重要性を理解する。』を目的として、講師兼コーディネーターに、公益社団法人中越防災安全推進機構地域防災力センター マネージャー 河内 毅(かわうち たけし) 様をお招きしました。
そして糸魚川大火の際、ボランティアセンターの中心になられた7名の方をパネリストとしてお招きしました。
画像左から
「糸魚川市福祉事務所」
※次長 嶋田 猛 様
「社会福祉法人糸魚川市社会福祉協議会」
※事務局長 大滝 正史 様
「糸魚川青年会議所シニアクラブ」
※小林 亮介様
「(一社)糸魚川青年会議所2016年度理事長」
※松澤 高志君
「チーム中越(現 糸魚川復興まちづくり情報センター 所長)」
※野村 祐太 様 ※元糸魚川市福祉事務所
「社会福祉法人糸魚川市社会福祉協議会」
※総務係長 嶋田 友宏 様
「糸魚川市福祉事務所」
※元所長 水嶋 丈明様
被災時は多くの場合、それぞれの組織でいろいろな事をやろうとします。複数の団体が被災直後にもかかわらず混ざって活動したケースはなかなか考えられない特殊なケースであり、そのきっかけをパネリストの皆様にお話をいただきました。
社会福祉協議会の嶋田友宏様からは、「JCの誘いで防災フォーラムに出席したことがあり顔の見える関係を作っていきたいと心がけていました。何かあったとき知らない人より知っている人の方が心強いです」とのお言葉もいただき、災害前から顔を知っていて、なんとなく話を聞いてくれそうという関係性が重要な働きをしたことがわかりました。
また、ボランティアセンターの活動では、シニアクラブの小林様からJCが連絡役となり地元企業の紹介を行いました。野村様からは、「小林さんはじめ地元の方の助けは大きかったです。トラックや名刺の準備も早く、専門的な道具も準備して頂けました。」と言われていました。
最後に橋本委員長からは、「いつ、どこで、どのような災害が起こるか分かりません。パネリストの方々もお話されていましたが、災害時にすぐに関係は作れません。日頃からの顔の見える繋がりを作っておくことで、災害時により迅速な対応に繋がると考えます。」
「各組織同士がより強固で深い関係を築くために、今年だけでなく来年以降も互いに交流ができる場を設けることが必要です。それぞれの役割やネットワークを活かし、災害に円滑かつ効果的な支援活動ができるように、私自身が先頭に立って、災害ネットワークの構築を目指し活動して参ります。」と締めていただきました。
9月例会にご協力いただきました河内様をはじめ、関係各位の皆様、誠にありがとうございました。