ひとづくり委員会

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綱島委員長




委 員 長
副委員長
副委員長
幹 事
綱島 亮
島田 直之
畑 俊宏
水澤 佑太            

■所信

 私は(一社)糸魚川青年会議所(以下、糸魚川JC)に入会し、様々な活動や役職を経験させていただいたことで、それまでの考え方と大きく変わることが色々とありました。その一つが糸魚川の自然に対しての考え方です。入会前は、海や山があり、そしてユネスコ世界ジオパークに認定されていることなど、豊かな自然に囲まれている地域であることは認識していましたが、自分の生活に対して深く関わりがあるという考え方をしてはいませんでした。しかし、その後に様々な活動に参加したことで、自然に関する活動に携わる多くの方々と関わりを持つことができました。また、自然体験事業に自分の子どもと一緒に参加したとき、自然が子どもの成長に与える影響の素晴らしさを学ばせていただき、さらには実際に子どもの成長を感じました。これらのことをきっかけとして、私の考え方は、糸魚川の自然が無くてはならないものだと強く考えるように変わりました。
 近年、各地で大気汚染、地球温暖化、外来動植物の侵入等の問題により、自然生態系のバランスが壊れる等、自然に及ぼす影響が多くあり、それらの問題はこの地域でも取り上げられています。四季折々を彩る草木をはじめ、他地域では保護の対象となっているものや、絶滅危惧種として指定されている動植物がある糸魚川の自然を守ろうとする活動が、行政や様々な団体の方々によって行われています。その活動を行っている方々への聞き取りで、この時代の流れの中で今後、糸魚川の自然を守る活動をしなければ、自然を失うだけでは留まらず、私たちのライフスタイルが大きく変わるほどに多くの自然が失われてしまう可能性があること、そしてこの現状が、糸魚川で住み暮らす人たちにあまり知られていないという課題があることが分かりました。
 この課題は、糸魚川JCに入会する以前の私と同じように考え、日々を過ごしている方々が多いことから生まれてきたものであると考えます。この現状が続くと自然を守り続けていくことは容易ではありません。
 自然を失うということは、私たちがこの地域で生活する上で非常に大きな影響を与え、この先の未来を担う子どもたちの成長にも大きく関係してきます。私の考えが変わったように、この地域の多くの人々が糸魚川の自然を大切に考え、いつまでも豊かな自然を守り伝えていくという機運を高めることが、糸魚川の明るい豊かな社会へと繋がっていくことだと考えます。
 本年度、ひとづくり委員会では、豊かな自然がある一方で、危機に瀕している現状を調査し、その結果を多くの方々に知ってもらうとともに、実感していただけるような活動を行います。地域の人々が豊かな自然を守り伝えていく機運を高め、後世へと引き継いでいくための新たな一歩を踏み出せるよう、一年間邁進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


■目的

 地域の人々が豊かな自然を守り伝えていく機運を高め、糸魚川の自然をより良い形で後世へと引き継いでいくための新たな一歩を踏み出すきっかけを作る。

■基本方針

1.糸魚川の豊かな自然や危機に瀕している現状を調査・研究し、地域の方々に現状を知ってもらう機会を設ける。
2.糸魚川の豊かな自然や危機に瀕している現状を実感できる機会を設ける。