総務委員会
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■所信
私は(一社)糸魚川青年会議所(以下、糸魚川JC)に入会して4年目となります。昨年は事務局長として執行部に入り、そこで各議案を精査していく経験から、活動が運動に繋がっていくことが大切であると学びました。自らの活動だけで問題解決を図るのではなく、その後の波及効果として市民の方々に活動が広まっていく、運動という発想は私の中に無いものでした。昔から知る地域のイベントも、元々はJCの活動から始まっていたという事実は、先輩諸氏が行った活動が確かにこの地域に運動を起こしてきた証拠です。
現在糸魚川JCはベテランと呼ばれるメンバーが年々減少し、経験の浅いメンバーが中核を担っていく転換期を迎えています。そのような中で事業はどのように構築していけば良いのか、不安を抱いているメンバーもいるかと思います。事業構築は主に役職での経験や、先輩の指導から学んでいきますが、委員会運営を見ますと、委員長、副委員長、幹事といったスタッフである程度の構築をしています。これは委員会を開催する前にあらかじめ構築を進めておくことで、議論する内容を限定し、円滑な委員会運営を行える効果がありますが、委員会メンバーの多くを構成している経験の浅いメンバーには、どのような段階を踏んで議論に至っているのか理解しにくい現状があると考えられます。
この転換期において、一部のメンバーしか事業構築の経験が積めないということは、経験豊富なメンバーが一度に多く卒業した場合、知識や経験を伝えていくことができるメンバーが不足し、活動の質が落ちていく恐れがあります。そのため活動を運動に繋げられる組織となるためには、メンバーが活動の要である事業構築への理解と学びを得ることで、組織基盤を強化していくことが重要であると考えます。
今年度、総務委員会では活動を運動に繋げられる組織となるために、まずはJCにおける運動について理解と共有を図ります。活動と運動は何が違うのか、運動に繋げるとはどういったことか、どのような運動の形があるのかなどを学ぶことで、JC活動が地域に影響を与えていけるものであるとの共通認識を作ります。
次に、より質の高い事業を実施するために、事業構築の進め方を学びます。内外における諸問題に対して、どのように目的を設定し、事業内容まで至るのかを学ぶことで、目的を見据えた視野の広い議論を可能にします。そしてその議論から得られる知識や経験は、今後の活動の糧となり、組織基盤の強化に繋がります。
最後に広報では、ホームページやブログ、フェイスブックといった、現在使用している広報媒体について使用目的や効果的な使い方を改めて検証し、使用をメンバーに促すことで、委員会活動や事業の広報に積極的に活用していただき、我々の活動がより地域に周知されるように努めます。
倉又理事長の掲げるスローガン「PROGRESS」のもと、総務委員会として会の円滑な運営の下支えとなれるように活動してまいります。一年間どうぞよろしくお願いいたします。
■目的
活動を運動に繋げられる組織となるために、事業構築を学ぶとともに、効果的な広報を行うことで組織基盤の強化を図る。
■基本方針
1.JCにおける運動を学び、地域に影響を与えられる組織であるとの共通認識を作る。
2.より質の高い事業を行うために、事業構築を学ぶ場を設ける
3.効果的な広報を行うことで我々の活動がより地域に周知されるように努める。