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糸魚川JCの想い

理事長メッセージ

第52代理事長 
保坂 真一郎

 

2019年度スローガン

POSITIVE

~前向きに私たちが率先して行動しよう!~

 

2019年度のスローガン「POSITIVE」は、どのような想いがこめられているのでしょうか?

保坂理事長:私は、2010年に入会し、今年で9年目を迎えます。入会当時からJC活動に対し、前向きであったかというと、決してそうではありません。私自身がJC活動に対して前向きになれたきっかけは、2014年に日本青年会議所、北陸信越地区協議会、新潟ブロック協議会と3つの出向を経験したことです。そこで出会った各地会員会議所の出向者が、それぞれの地域のために、所属する会のために前向きに率先して行動している姿を間近で見たことが、JC活動に対して大きく変わるきっかけをいただいた転機であったと考えます。その後は糸魚川JCで執行部と呼ばれる組織運営に関わる重要な役割や役職を経験させていただき、メンバーと共に日々切磋琢磨を繰り返す中で学んだことは、JC活動を通じて何ができるかを考え、率先して行動するからこそ、かけがえのない出会いや経験、そして成長を得ることができるのではないかと考えられるようになりました。全ては自分次第であり、自己成長とは、誰かから与えられるものではなく、自らが掴み取るものであるという姿勢をこの会から強く学ばせていただきました。
スローガン『POSITIVE』には「JC活動に対して、前向きに、率先して行動しよう!」という強い想いが込められています。失敗を恐れて何もやらないのではなく、前向きに率先して行動できるメンバーが一人でも多くなって欲しいという願いでもあります。これまで高い志と情熱を持って活動し、51年の歴史を紡いで来られました先輩諸氏に心から感謝するとともに、前向きに率先して行動することで明るい豊かな糸魚川の実現に向けて 『POSITIVE』に全力でやり抜く所存です。


今年はどのような事業を展開する予定でしょうか?

保坂理事長:2019年は大きく二つのことで事業展開を考えています。
一つ目は、青年会議所に所属する私たちが、企業経営に対する能力を高めていきたいと考えています。今年の4月から順次、働き方改革関連法の施行が予定されています。また、5月より新元号が制定され、10月より生活面においても直接関係してきます、消費税率の引き上げが予定されているなど、私たちを取り巻く社会情勢や経済環境は、めまぐるしく変化を続けています。青年会議所は、異業種の集まりでもあり、企業の代表、または経営の中核を担うメンバーが、数多く所属しています。
私たちが日々仕事に従事できるのは、企業や地域があるからです。業績の向上や、雇用を増やし、自身の企業の継続と発展に繋げることではじめて地域社会に貢献できると考えます。本年度は、どのような社会情勢や経済環境に置かれても対応できるよう、企業経営に必要とされる能力を高める機会を設け、メンバー一人ひとりが経営の中核を担う立場として学んだことをそれぞれの企業の発展と地域社会の発展に繋げられるよう、活動してまいります。
二つ目は、まちづくりです。2016年12月22日に発災した糸魚川市駅北大火から早や、2年が経過しようとしています。本当に多くの皆様よりご支援を賜り、駅北エリアも復興が進み徐々に新しい街並みが出来はじめ、再びにぎわいを取り戻そうと歩みを進めています。糸魚川市は2009年に「ユネスコ世界ジオパーク」に認定され、様々な組織が糸魚川の大地の魅力を活かした交流人口の拡大に取り組んでいます。糸魚川JCにおいても、過去に南蛮エビや笹ずしなどの地域資源を活かした、数多くの事業を創り上げてきました。
しかし、私たち糸魚川市民には認知されているものの、全国的に認知されていない隠れた魅力や文化など、交流人口拡大に繋がる可能性を秘めたものがまだまだ糸魚川にはあると考えます。例えば、2016年9月に日本鉱物科学会が「国石」に認定した翡翠(ヒスイ)が挙げられます。市外には翡翠が国石に認定された事実のみならず、糸魚川が翡翠の産地であることも認知されていないのではないでしょうか。本年度は、糸魚川にある地域資源を活かして、行政や関係組織と連携し、関係構築を図り「特色ある魅力」として効果的に発信し、他の地域から訪れる人々に糸魚川に少しでも興味、関心を持ってもらえる取り組みを行い、交流人口の拡大を目指し活動してまいります。


各委員長に期待することはなんでしょうか?

保坂:委員長というのは自分でやりたいと思ってなれる役職ではありません。この人ならできる、成長してもらいたいという期待を込めて任命、指名されていると考えています。それぞれに与えられた分野でこの糸魚川をよりよくしたいという強い想いを持って委員長という役職を全うしていただきたいと思います。ぜひ、渡辺委員長、今井委員長、畑委員長、松澤委員長には、「POSITIVE」に自分らしく一年間取り組んでいただくことを期待しています。
 
 


2019年度の意気込みをお聞かせください。

保坂:これまで、青年会議所から学ばせていただいた経験を活かし、私自身が本年度、会のリーダーとして強く責任を自覚するとともに、自分自身が前向きに率先して行動し続けることで、明るい豊かな糸魚川の実現に向けて『POSITIVE』に全力でやり抜いてまいります。 ありがとうございました。
                                    
                                     (インタビュアー:総務委員会 渡辺委員長)

 

保坂 真一郎 (ほさか しんいちろう) S55.6.25
2019年度 (一社)糸魚川青年会議所第52代理事長。
(株)ホサカ
糸魚川JCには2010年に入会