First Place糸魚川発信委員会
中嶋委員長
 
 
 
  委員長   中嶋 康仁

副委員長  綱島 亮
副委員長  畑 俊宏
 幹事   小坂 優太

■所信

 
 私は(一社)糸魚川青年会議所(以下、糸魚川JC)に入会し、今年で3年目になります。糸魚川の未来を考え活動する多くのメンバーとの出会いと活動はとても新鮮で、充実した時間を過ごさせていただいています。そのメンバーと共に過ごす日々の中で、新たな発見があり、自分自身もこの糸魚川地域をより良くするための行動を起こしたいという気持ちが生まれ、これからの糸魚川について様々な思いを巡らせるようになりました。
その中でも今、人口減少は全国的な傾向であり、糸魚川においても非常に大きな問題であると思います。平成14年と令和元年における糸魚川市の人口及び世帯数のデータを比較してみると、世帯数自体は緩やかな減少であるのに対し、人口は79.5%にまで落ち込んでいます。この20年も経たない期間の中で10人に2人は糸魚川からいなくなっているということは、非常に憂慮すべきものです。
そこで、人口減少が進む現状を少しでも変えるため、首都圏等の都市に住む人に糸魚川への移住を促進する活動が必要であると考えます。昨年度、世界で猛威を振るい未だ収束への道が見えない新型コロナウイルス感染症により、密を避ける行動の一つとしてICTを活用したテレワークが推奨されました。その結果、職種によっては地方でも首都圏等の都市と遜色なく働く事ができるようになりました。仕事をする場所の選択肢が増えたことにより、コロナ禍以前よりも移住への垣根は低くなると考えます。また、内閣府に設置されているまち・ひと・しごと創生本部による最新のアンケート調査の結果(一都三県に住む20歳~59歳の男女1万人を対象)では、東京圏在住者の約半数にあたる49.8%が地方での暮らしに関心を持っている事が報告されています。この現状は人口減少が進む糸魚川を含めた地方にとって、首都圏等の都市に住む人に移住してもらう絶好の機会ではないでしょうか。
この好機を生かすべく重要になるのが、移住を希望している人(以下、移住希望者)を含む多くの人に糸魚川を知ってもらうことです。糸魚川は海と山が近い距離で位置しているため、海の幸や山の幸も豊富にあり、海水浴や登山等の魅力的なレジャーも楽しめます。また、天津神社や能生白山神社で行われる春の祭りや青海の竹のからかい、根知のおててこ舞といった伝統行事も数多くあり、文化の面でも人を惹きつけるものがあると思います。そのような場所が新幹線を利用することで首都圏を約2時間で行き来できるということも大きな魅力だと考えます。そして何よりも糸魚川の春夏秋冬のノスタルジックな風景や、都会とは異なるゆったりとした時間の流れの中でいきいきと暮らす人々の姿は、移住希望者の胸を打つものではないでしょうか。
これら糸魚川の魅力に加え、他地域の移住の現状や取り組みを調査し、そこで得た情報をメンバーと共有するとともに、移住希望者に有益となる情報を発信します。そうすることで移住希望者が糸魚川を「First Place(移住者にとって最高の場所)」の候補として考えていただけるよう認知度向上を促進していきます。
本年度、木島理事長が掲げるスローガン「KEEP GROWING」のもと、糸魚川への移住促進に向けて、首都圏等の都市に情報を発信することで一人でも多くの糸魚川ファンを増やし、その先に移住を考えていただけるように努めてまいります。一年間精一杯この糸魚川地域の明るい豊かな社会の実現に向けて邁進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 

■目的

 
首都圏等の都市に住む移住希望者に対し情報発信を行うことで、糸魚川の認知度向上を図り、糸魚川の定住人口拡大に向けて移住を促進する。
 

■基本方針

 
1.移住希望者の要望や他地域における移住誘致の取り組みを調査・研究し、メンバーと共有することで移住に関する知識の向上を図る。
2.糸魚川の魅力を伝えるため、移住希望者に対し情報発信を行う。